雨滝が立体的に見えた

数ヶ月前にメガネをお作りしたお客様が、スーザン・バリー著「視覚はよみがえる」と同じような体験をされていました。

神経生物学者である著者は内斜視で48歳まで2次元の世界しか知りませんでした。

『ある冬の日、(中略)校舎を出てわずか数歩で、はたと足をとめました。

大きな湿った雪片がひらひらと舞い落ちていて、それぞれの雪片のあいだの空間がわたしにもちゃんと見え、すべての雪片が一緒になって美しい三次元のダンスを踊っていたのです。これまで、雪は、やや前方に平らな白いシート状に落ちてくるように見えていました。つまり、雪が降るのを外からのぞいている感じでした。それがいまや、降る雪の中に、雪片のまっただなかに自分がいるという感じがするのです。(以下省略)』

 

メガネをお作りした後日、お嬢さんと湯梨浜町の雨滝に行かれた際、滝の水しぶきが手前に迫ってくるのをはじめて感じたそうです。

「ああ、検査の時このことをいわれていたんだ!」と感動されていました。

視覚機能補助メガネの効果が確認できた事例です。